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年配の女性と炊飯器の内釜

 ◆年配の女性と炊飯器の内釜◆ 町内の年配の方が炊飯器を買い換えたという。 割りと経済的に裕福な方なので お店の販売員の方の勧められるままに、 かなりの高級なモデルを買ったようでした。 確かにおいしいご飯は炊けるのですが、 その取り扱いに困っている様子。 よくよく聞いてみれば、 内釜が重くて、握力の弱い私には取り扱いが大変とのことです。 私は、 現役時代、家電事業部にいたこともあって、 家電の選定やら使い方やらを相談を受けることが時々あるのですが、 販売員の方は、ややもするとこのような販売をしてしまうものです。 何を買うにもその通りだと思いますが、 是非自分に合ったものなのか、 自分に使いこなせるのか、 よくよくイメージしてから買うことが大切と思います。  

IH式炊飯器の内釜の重要性

 ◆◆IH式炊飯器の内釜の重要性◆◆ ◆熱のコントロールの重要性 IH式炊飯器の内釜は、 それ自体が発熱するとともに その熱を効率よくお米に伝える必要があります。 そのための工夫が、各メーカーの考え方によって作られています。 ◆基本的な構造 外側に電磁誘導加熱の発熱のために ステンレスを用いて、内側にはその熱を効率よくお米に伝える必要から アルミニウムや銅などを使った多層構造となっています。 内釜の内面には、お米との摩擦に強いフッ素樹脂加工が施されています。 ◆多種多様な内釜 発熱の効率を上げるため、 また均一の加熱を行い蓄熱性を持たせるために ステンレスやアルミニウム銅や鉄銀などを使用して 多層化した内釜がある一方、 墨の塊から削り出したものや 鋳物で作られた内釜も存在します。 ◆性能の良い内釜のデメリット 内釜は美味しいご飯を炊くために非常に重要ですが、 内釜の性能を高めようとすると 重くなってしまう と言いデメリットもあります。 ◆高齢者が購入するときの注意点 特に握力が弱くなった高齢の方が使う場合は、 購入前に実際に持ってみて その取扱いが可能かどうか体感してから買うことが大切です 。

炊飯器の選び方>炊飯器の機能を理解しよう

 ◆◆炊飯器の選び方>炊飯器の機能を理解しよう 今日は炊飯器の機能というよりは,、 ご飯を炊く時のポイントを炊飯器にすり替えて理解してみましょう。 そもそもご飯ご飯を炊くということは、 お米に水を加えて加熱することで、ご飯にすることですね。 その過程でポイントがいくつかあるのですが、 炊飯器の機能になぞらえて、お米からご飯になるまでの道筋を追ってみることにします。 (1)浸し お米を洗った後、水に浸すことを言います。 ある程度の時間(20~30分位)浸しを行うようにすると お米が水を吸ってふっくらしたご飯になりやすいです、 この工程を強制的に行うタイプも存在します。 真空ポンプを使って、内釜の空気を抜き減圧することによって、 お米の吸水性を高めます。 こうすることで浸し時間を大幅に短縮することができます。 ちなみにこの”真空ひたし機能”を搭載した機種は東芝から発売されています。 (2)炊飯 炊飯は、ヒーターで加熱することにより お米をご飯へと変える過程ですね、 加熱すると言いましても一定の火力で炊き上げるわけではなく、 各メーカー各釜によって加熱の流れが違っています。 昔からご飯を炊く時は ・・はじめちょろちょろ中ぱっぱ、 じゅうじゅう吹いたら火をひいて、 ひと握りのワラ燃やし、赤子泣いてもふた取るな・・ などと言って、 炊飯のはじめは火力が弱くそしてその後強くするとかいうように、 火力をコントロールすることで お好みのご飯(ふっくらやシャッキリとしたご飯)に炊き分けていきます。 高級タイプ程、さ様々な銘柄や炊き分け、そして炊き込みご飯など、 多くの炊き分けモードを備えています。 (3)蒸らし 加熱(炊飯)が終了すると、 加熱をやめて保温に切り替わるまでの間が蒸らし時間になります。 この蒸らし時間が終わると、ご飯が炊き上がりということになり 報知音が鳴って自動的に保温に切り替わります。 ・” ほぐし”でより美味しく 美味しいご飯にするには、炊飯から保温に切り替わった後に 釜を開け、しゃもじでご飯をほぐし、 ごはんの表面にある余分な水分を逃すことで ベタつきのないおいしいご飯にすることができます。 是非この”ほぐす”というひと手間をやるようにしてみてください。 ご飯の美味しさが一味違いますよ。 (4)保温 保温は、 保温用ヒーターを使ってご飯を70度位に温め続け

炊飯器の選び方>加熱の仕組みを知ろう

 ◆◆炊飯器の加熱の仕組み ◆二つの加熱方式  ●電磁誘導加熱 IH 式    ・メリット~しゃっきりご飯が得意    ・デメリット~消費電力が大きいので、ブレーカーダウンに注意                 -----------------------------------------------------------------   炊飯器の加熱方式には、 大きく分けて2つの加熱方式があります。 IH 方式は、加熱コイルに高周波電流(約25kHz)を流し、 磁力線を発生させることで内釜を内釜自体を発熱させる方式です。 内釜そのものが加熱しますので、お米を加熱するのに効率が良く、 また強い火力が得られるのでシャッキリとしたご飯を炊くことが上手です。 ●ヒーター加熱式   ・コストパフォーマンスが良い(比較的安価である)     ・最大消費電力が小さいので、ブレーカーダウンしにくい           ------------------------------------------------------- 一方、価格の安い炊飯器は、 ヒーター加熱方式を採用していることがほとんどです。 ヒーター加熱方式は、内釜の底面に設けられたヒーターで加熱する方式です。 このヒーターは、 600から800W 位が使われているものが多いため、 消費電力が IH 式に比べて小さいです。 電気の契約容量が小さい時などは、ブレーカーダウンの心配も少なく、 そのような場合、選択肢の一つにしても良いかと思います。 ご飯の炊き上がりは、IH式と比べると柔らかめとなりがちです。 どちらかと言うと柔らかいご飯が好きな方は、ヒーター加熱方式でも問題ないと思います。

ジャー炊飯器の歴史

◆ジャー炊飯器の発売は1972年◆ ジャー炊飯器が発売される前は、 ご飯を炊くのは電気釜、炊いたご飯を保温するのは電子ジャー、 というものが普及していました。 それが、 1972年に発売されたジャー炊飯器は、 ご飯を炊いてそのまま保温できると言う便利さで、 社会に浸透していきました。 ◆加熱方式は、ヒーター加熱と電磁誘導加熱◆ 始めはヒーター加熱式だけだったのですが、 電磁誘導加熱の IH 方式が発売されると、 より美味しいご飯が炊けるようになり、 さらに圧力を加えることや、 スチームを使うタイプ、 その他、お米によって炊き方を変えるなど、 様々な特徴を持たせた製品が販売されるようになりました。 ◆内釜の進化◆ また、加熱方式や炊き方だけではなく、 内釜も、その素材や形状を研究することで、 より美味しいご飯に近づける工夫がなされています。
 ◆ジャー炊飯器の加熱の仕組み(IH加熱)◆ IH加熱方式と呼ばれている加熱方式は、 加熱コイルに高周波電流約(25 KHz) を流し、 磁力線を発生させることで、 金属製の内釜に、渦電流を発生させ、 内釜の電気抵抗によって、内釜自体を発熱させる方式です。 この方式の特徴は、 ◆IH加熱方式は、強い火力で美味しいご飯を炊く◆ 内釜そのものを発熱させているので、 お米を加熱するのに効率が良く、 強い火力が得られ、 美味しいご飯を炊くことができるという特性があります。 ◆しゃっきりしたご飯がお好みの方は IH 方式を選ぶと良い◆ ご飯の好みから炊飯器を選ぶとすれば、 しゃっきりご飯がお好みの方は、 IH 方式を選ぶと良いと思います。 しゃっきりご飯を炊くためには、 強い火力が必要であり、より強力な沸騰力が得られることで、 ハリのあるしゃっきりご飯を炊くことができます。 ”昔の人が、 ハリのあるシャッキリご飯をたく時の、 呪文ではないですが、次のような言葉遊びがあります。 ・・はじめちょろちょろ中ぱっぱ、 じゅうじゅう吹いたら火をひいて、 ひと握りのワラ燃やし、赤子泣いてもふた取るな・・ 米を炊く火加減と手順をあらわしたものです。 昨今は、 コメ離れなどと言われることがありますが、 やはり、お米,ご飯は、 日本の食生活の中心であり、日本文化の中心をなすものである と思います。 お米の文化を大切にしていきたいものです。

ウェブルーミングの注意点

・ウェブルーミングとは 「ウェブルーミング (Webrooming)」とは、 インターネットを使って商品を調べたり比較したりしたあと、 実際の店舗で購入することを指します。   つまり、商品をネットで検索してから、 実店舗で購入するという購買行動を意味します。 ウェブルーミングは、 ネットで商品を調べることで、購 入前に商品の情報を収集できるため、 購入決定を下しやすくする効果があります。 また、ネットで商品を探し、 実店舗で実際に手に取って見てから購入することで、 商品の品質やサイズ、色などを確認することができるため、 購入後の満足度も高くなるという利点があります。 ・ウェブルーミングのデメリットと注意点 インターネットで 自分が購入しようと思う商品を調べている時に 評価とか感想とかを参考にする方が多いと思いますが、 基本的な知識がないと そういった書き込みに翻弄されてしまい 本来自分が必要としている機能を満たした商品を 選びにくくなってしまいます。 まずは自分がどういう風に使うのかを 明確にした上で 基本知識を身につけるようにすると良いかと思います。 基本知識を身につけるのには メーカーサイトや 専門家などが書いている本など 信頼性のおけるものを選ぶようにしましょう。 インターネット上のサイトは 情報が玉石混交なので そういった情報を使いこなす基本的なスキルが必要になるものです。 日頃からリアルなコミュニケーションの中で、 情報の真偽を見極められるようなスキルを 身につけるようにしていきましょう。 インターネット上の評価や感想を鵜呑みにする前に どんな人が どのような目的で 書いているのかが大切ということです。

年配の人が使う炊飯器は、内釜があまり重いものはオススメできない

年配の方が使う炊飯器は、 内釜があまり重くないものがオススメです。 ・高級タイプ程、取り回しが大変になる 年配の方は、手軽で簡単な操作ができる炊飯器を求める方が多いのに加え、 取り回しが楽なことも大切な要素です。 炊飯器の内釜が重いと、ある程度の握力がないと、 落としてしまったりすることもあります。 ・買う前に実際に手に持ってみよう お店の方に勧められるままに、美味しいご飯が炊けるからと 高級タイプの炊飯器を買った場合などは、 内釜が重いことが多いので 実際に内釜をもってみて購入するようにしてみましょう。 ・内釜の重さは、材質に左右される。 炊飯器の内釜の重さ、材質や容量によって異なります。 内釜の材質としては、 アルミ、ステンレス、鉄などがあります。 鉄製の内釜は熱伝導率が高く、しゃっきりとしたご飯が炊けますが、 重くて扱いにくい場合があります。 アルミ製の内釜は軽量で扱いやすい反面、 熱伝導率が低く、ご飯が柔らかくなりがちです。 ステンレス製の内釜は、 熱伝導率はアルミに比べて低いですが、 加熱後も余熱があるため、鍋の中の温度が均等に保たれ、 しゃっきりよりのごはんが炊けます。 イメージする力の重要性

しゃっきりしたご飯が好きな人が選ぶ炊飯器のポイントは?

・しゃっきりごはんを炊く3要素~浸し,強火力,内釜 しゃっきりしたご飯が好きな人にとって、炊飯器の選び方のポイントは、 お米の浸し(吸水)、火力、内鍋の材質が、大切です。 上記の条件が揃わないと お米が柔らかくなりすぎてしまったします。 まず、炊飯器の加熱方式は、IH方式がお勧めです。 IH方式の炊飯器は、高周波電流によって内鍋自体が発熱するため、 熱が均一に伝わります。 一方、電熱ヒーター加熱の炊飯器は、底から熱が伝わるため、 中心部分がやや柔らかくなる傾向があります。 しゃっきりしたご飯を求めるならば、断然、IH式炊飯器がおすすめです。 また、炊飯器の内鍋の材質も重要です。 鉄製の鍋は熱伝導率が高く、ご飯にしゃっきり感が生まれます 一方、アルミ製の鍋は熱伝導率が低く、 ご飯が柔らかくなりがちです。 ステンレス製の鍋は、熱伝導率はアルミに比べて低いですが、 加熱後も余熱があるため、鍋の中の温度が均等に保たれ、 しゃっきりよりの炊きあがりです。 ・あまり語られない、浸しの重要性 ここまで、火力と内鍋の品質について述べましたが、 米の浸しの重要性があまり語られないのが残念と感じています。 お米を芯までしっかりと吸水して、 強い火力で炊き上げることが しゃっきりしたご飯にするためにとても大切なポイントです。 この浸しというのは、お米を研いでから 一定時間置いておくのが一般的なのですが、 より浸し効果を高めるために、内釜部分の空気を強制的にポンプで抜くことで真空にして、 お米に水を浸透しやすくする機能をもった炊飯器も存在します。 この機能をもつ炊飯器を作っているメーカーは 東芝ですので、ぜひ一度お店で手に取ってみてください。

「電気製品を選ぶときは、ブレーカーの契約容量を考慮して考えること」

・電気製品を選ぶ時には生活シーンをイメージしよう 電化製品を選ぶ時には、 生活シーンを考慮して最大消費電力を導き出しましょう。 その上で、ブレーカーの契約容量を決めることが重要です。 ブレーカーの契約容量とは、 一定量以上の電力を消費すると 自動的に電気を切れように設定された安全保護装置です。 使用環境にあった適切な契約容量を選ぶことで、 電気製品を安全快適に使い、電気事故を防ぐことができます。 では、ブレーカーの契約容量について説明します。 ブレーカーの契約容量は、電気の最大許容容量を表します。 家庭用ブレーカーの契約容量は一般的に30Aか40Aですが、 建物によっては50Aや60Aなど、 より大きな容量のブレーカーを使用している場合もあります。 次に、電化製品の消費電力について説明します。 電化製品の消費電力は、製品によって異なっています。 大きな消費電力の機器としては、 エアコン,オーブンレンジ,ドライヤー,アイロン,などがあります。 一方で、照明器具や扇風機,テレビ,コードレスクリーナーなどは、消費電力が比較的少ない傾向にあります。 最後にもう一度繰り返しますが、 電気製品を選ぶということで インターネット上を検索してみると、 その製品のことばかり説明されていて、 生活シーンの中で使うという視点が、 抜け落ちている説明が少なくありません。 ここのところをよくわきまえて、 インターネット上の情報を見極めるようにしてみてください。 ・ブレーカーの契約容量を選ぶ 適切なブレーカーの契約容量を選ぶには、 電化製品の消費電力を計算する必要があります。 消費電力は、製品に記載されている電力値(単位はワット) を参考にして計算できます。 電気製品を同時に使用する場合は、 各製品の消費電力を合計して、適切なブレーカーの契約容量を選んで下さい。

IH式電気炊飯器からの漏洩磁界のペースメーカーへの影響はどうなの?

 IH 式炊飯器のメリットとデメリットについて説明している時に、 気になった質問がありましたので記載しておきます。 ・IH式電気炊飯器からの漏洩磁界 質問:IH式電気炊飯器からの漏洩磁界のペースメーカーへの影響はどうなの? 私が調べた上での回答: IH式電気炊飯器からの漏洩磁界が、 ペースメーカーにどのような影響を与えるかは、 炊飯器の特性によって、 磁界の強さが異なるためや、 炊飯器との距離などによって異なるため、 危険だと判断することが出来ません。 一般的にはIH式電気炊飯器からの漏洩磁界が、 ペースメーカーに悪影響を与える可能性は低いとされているようです。 ・漏洩磁界とペースメーカー ペースメーカーの仕組みは、 心臓のリズムを調整するために、電気信号を発生させて調整している機器の為、 IH式炊飯器の磁界によって発生した電気信号に干渉されることで、 正常に動作しなくなる可能性は否定できません。 また、現代のペースメーカーは、電磁波や磁気に対しても考慮された設計のため、 IH式電気炊飯器からの漏洩磁界がペースメーカーに影響を与えることは稀であるとされているようです。 ・漏洩磁界への最善策 要は、現段階では、決め手になる情報は得られなかったということなので、 最善の策を講じるならば、IH式の炊飯器は使わないことに限ります。 ・IH式炊飯器のメリット 確かに おいしいご飯が炊ける というメリットがあったり、 熱効率が良いため、 相対的に 電気代が少ない など メリットも多いのですが、 あくまでマイコン式のヒーター加熱と違い、 電磁力によって加熱しているため 加熱方式が全く違います。 この辺りをよく理解してから購入するようにしてください。

新社会人一年生、一人暮らし の 家電製品選び>調理家電>炊飯器>マイコン方式

 炊飯器の選び方>加熱方式   マイコン方式のメリット とにかくコストパフォーマンスが良いです。   炊飯と保温という基本機能に特化したモデルとなっているため 価格的に低価格です。 IH方式と比較すると、炊飯時の消費電力が小さいので、 ブレーカーダウンを気にせず使えます。    特に、冬場は全体の電力使用が増えますので、   一度に使う家電品の消費電力を計算してみることですね。      アンペア契約 30Aなら3000W、40Aなら4000W ということになります。      例:40A契約の場合の、冬、帰宅して食事の準備を想定して・・       エアコンなど起動時1300W       電気ポット、湯沸かし中1200W                   電子レンジ 600W                   テレビ,照明,冷蔵庫 他 400W                      上記の状態で、残りは500Wしか余裕がないことがわかります。            つまり、 この状態では、マイコン方式の炊飯器でさえ、            ブレーカーが落ちる可能性がある ということです。 マイコン方式のデメリット 加熱方式が内釜の底面のヒーターで行うため、 IH 方式と比較した場合、炊き上がりはIH方式に劣ります。 IH方式の炊き方と比較すると炊飯時の火力が劣るため、シャッキリとしたご飯をお好みの方は適さないと思います。       どちらかと言うと柔らかめのご飯が好きな方向けと言えますね。 低価格帯のモデルとなるため、内釜の品質が低いです。ここのところを指摘している記事が少ないですが、ご飯好きには、見逃せない部分ですので、あえて説明しますと・・内釜が薄く変形しやすかったり、内釜のコーティングが弱いため、内釜で洗米すると、コーティングが剥がれやすいなどといったデメリットがあります。内釜は、丁寧に使いましょうね。